トルクコンバータは一般に流体継ぎ手のタイプが広く知られており、その機構は回転駆動軸の羽根車で掻きあがられたオイルを従動軸の羽根車で受けることにより回転が伝達される、つまりオイル等の液体をトルクの伝達手段とするものである。
液体を使用する機構では、液体の飛散、温度の上昇、騒音などの防止に装備が必要なため、大型化、重量化、高コストが避けられないなどの諸々の問題がある。
我々が考案するとトルクコンバータは、フライホイールという回転機構の動作を安定化させる機械要素が持つ静止慣性力を利用することにより、液体を使わない簡素化された構造により、上述の問題を解決しようとするものである。つまりトルクコンバータの小型化、軽量化、低コスト化を実現しようとするものである。
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